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たまゆらゆら

2009年09月25日

勝手に高山の観光を考えてみた Part1

シルバーウィーク様様。
9月の高山観光は前半まで低迷。しかし、この連休で一気に復活した。天候に恵まれたこともあって、お盆を超えゴールデンウィークに匹敵する観光客が訪れたといわれている。不況の真っ只中、なおかつ新型インフルエンザの拡大が懸念されている最中、これだけの活況を得られたことは、高山の観光がまだまだ魅力があるという証だ。
勝手に高山の観光を考えてみた Part1

近年、なにかというと高山観光の危機説がまことしやかに囁かれることが多い。確かに上げ基調とはとてもいえない。期待される交通インフラの整備はほぼ終わり、大きな観光施設の建設や観光イベントの開催などの予定もない。トヨタなど企業業績の低迷で、多数を占める愛知県からのお客さんは財布の紐が堅くなっている。

一方で、外国人観光客は世界的不況にもかかわらず増加傾向にあるように思う。ただ、このところのドル安で北米からはさすがに減っているかもしれない。

統計もみないでいうのは申し訳ないが、たぶん去年と比べれば1割程度観光客が減っているのではないかと極めて大ざっぱに思っている。

TDLなど勝ち組テーマパークと比較すれば大きく水をあけられていることは間違いない。しかし、他の観光地と比較したら大健闘といってもいいのではないだろうか。

では、観光危機説を唱える人はなにを不安がっているのだろう。

高山の観光資源は「古い町並」を中心に川西側にコンパクトに集積している。非日常的なこのロケーションが高山観光の最大の魅力といっていい。そして、そうであるがため、それが弱点にもなっている。

イメージが強すぎるのだ。観光客にとって高山のイメージはイコール「古い町並」になっている。だから、陣屋→中橋→上三之町を歩けば、このイメージを体感でき、その時点で高山観光は実質的に終了している。あとはラーメンか飛騨牛を食っておしまい。次の観光地に行きましょうということになる。

こんな観光スタイルがここ20年来続いているのだ。こんな状態で観光地としての魅力が衰えていないのは、やはり「古い町並」が清水寺などに匹敵する世界遺産級の観光資源であるからだろう。

逆に言えば、特になにもしなくとも、あと20年くらいは観光都市としてやっていけるという見方もできる。

しかし、今後も観光産業を振興し国際観光都市として立脚していこうと考えるなら、なんらかの手立てをうっていかなければならない。

もっと長く高山に留まってもらうためには?
もっとリピートしてもらうためには?
もっとお金を使ってもらうためには?

そのためにはなにをしたらいいか。こういうところを戦略的に考えなければ観光産業の未来は切り開かれない。

というわけで、ひだっちブログを借りて、ぼくの考える観光戦略を勝手に論じてみたい。

まずロケーション。これは観光客が物理的に移動する空間や景色のことというよりも、頭の中に事前に思い浮かべている観光空間のイメージとして使っている。観光客はそのイメージを実体験することでその面白みを倍増させている。

さきほど書いたようにこのロケーションは「古い町並」が他を圧倒している。次に「朝市」・「屋台会館」・「飛騨の里」などが続いているのだろう。「朝市」はまずまずのロケーションだ。しかし、「古い町並」ロケには遠く及ばない。「屋台会館」は建造物のイメージが強くロケとして弱い。「飛騨の里」は本家白川郷が近くなってイメージとしての訴求力が完全に弱まってしまった。いまの売り方では回復は困難だろう。

他にもロケはあると思うが、「古い町並」が他を圧倒しているということに、納得していただけると思う。

簡単な話、「古い町並」ロケと同等かそれ以上に強いロケを創出できれば、観光戦略は成功する。もちろん、簡単な話ではない。しかし、そうしなければ観光がやせ細っていくことも事実。(以降、次回に続く)



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Posted by たまゆらゆら at 01:58│Comments(0)高山観光を考える
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