2009年05月14日
官僚たるもの本来は超優秀なのだ!
エコポイントは商品券やプリペイドカードと交換可能になるらしい。出口が広がれば安心して利用できることになり、エコポイントの利用者も増えるだろう。
○エコポイント、商品券などと交換可能に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/13/news032.html
さて、前回を受けて今回は加藤敏春氏のエコマネー構想を探り、今回のエコポイントによる経済政策との関連づけをしてみたい。
結論から言うとたぶん繋がっている。加藤氏が今日まで地道に続けてきたエコマネーに関する活動がようやく国に認められ、段階的に導入されはじめたものとみるとわかり易い。今回のエコポイントは第一弾というか、本尊であるエコマネーにつなげていくための架け橋のような位置づけだろう。
国民に受け入れられるか、嗜好に合っているかをみる試金石でもある。
加藤敏春氏本人は今回のエコポイント導入に関してはつい三日前に素っ気ないコメントを残しているのみ。それも二ヶ月ぶりの更新記事。テレビの報道番組『サキヨミ』からコメントを求められたときの内容について言及している。もちろん好意的な内容ではあるが、外部の評価というより当事者のような物言いであるように感じる。
○エコポイントを活用した省エネ家電買い替え
http://blog.goo.ne.jp/ecomoney/e/b48840b2a19160b7e7c96e87440ec920
加藤氏は元々通産官僚。つまり現在の経済産業省が出身母体である。今回の政策は環境省、経済産業省、総務省の共同政策となっているが力関係からいっても音頭取りは経済産業省だろう。つまり、加藤氏はこの政策の顧問であり指導的な立場であったと見るべきだろう。
この加藤敏春氏のエコマネー構想だが、詳しく知りたい方は下記サイトとブログを読んでいただきたい。
○減CO2(ゲンコツ)プロジェクト
http://www.ecomoney.jp/
○エコポイント3.0
http://blog.goo.ne.jp/ecomoney
もっと詳しく知りたい方は

加藤敏春著『安心革命―日本発で「マネー経済」をブレークせよ! 』
ビジネス社 (2003/10) ¥1,785
ISBN-10: 4828410775
7年前の出版だけれども、創造的・野心的な内容で充分刺激される(まだ読書中だけど…)。今回の金融危機がじゅうぶん予見されているし、それだけにかえって説得力が増している。未来の経済社会を知るための手がかりとなる一冊。
あえて誤りを恐れずにいうなら、エコマネーと従来の地域通貨・補完通貨の違いはその目的にある。地域通貨・補完通貨は様々なタイプがあるものの『市場主義経済の発展』という呪縛からは抜け出せてはいなかった。一方のエコマネーの主眼は地域社会・地域コミュニティーの再生にある。従来の貨幣経済でははかることのできなかった人々の営み、特にボランティア活動についてエコマネーはその価値の測定と価値の交換を可能とする。
と、加藤氏は提唱している。エコロジー、エコノミーに加え、エコミュニティーの3つのエコが、エコマネーのエコだという。エコミュニティー(ecommunity)というのちょっと苦しいんだけど…。
ともあれ、日本の未来を憂え具体的な解決策を本気で考え、なおかつ実行に移そうとしているリーダーがいるということだけでなんだか嬉しくなる。
ぼくは反官僚的な発言が多かったけれどもそれは、霞ヶ関の官僚が本来の義務を忘れ、省益を優先し自らの保身に専念し、最悪の場合私服を肥やすことに汲々としている姿があまりにも醜かったからだ。
しかし、本来官僚になる人たちは超優秀なのだ。彼らが本気でこの国の未来を考えてくれるならば大きな希望になる。加藤氏がそういうひとりであることを願ってやまない。
「エコポイント」という商標を加藤氏が個人名義で取得していることで非難されているが、これは防衛的な意味合いであり決して私服を肥やそうとしているはずはない。どこかの企業に勝手に使われたらかなわないが、事前に国が取得するわけにもいかない。やむをえず個人名義で押さえたというところだと思う。
○エコポイント、商品券などと交換可能に
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0905/13/news032.html
さて、前回を受けて今回は加藤敏春氏のエコマネー構想を探り、今回のエコポイントによる経済政策との関連づけをしてみたい。
結論から言うとたぶん繋がっている。加藤氏が今日まで地道に続けてきたエコマネーに関する活動がようやく国に認められ、段階的に導入されはじめたものとみるとわかり易い。今回のエコポイントは第一弾というか、本尊であるエコマネーにつなげていくための架け橋のような位置づけだろう。
国民に受け入れられるか、嗜好に合っているかをみる試金石でもある。
加藤敏春氏本人は今回のエコポイント導入に関してはつい三日前に素っ気ないコメントを残しているのみ。それも二ヶ月ぶりの更新記事。テレビの報道番組『サキヨミ』からコメントを求められたときの内容について言及している。もちろん好意的な内容ではあるが、外部の評価というより当事者のような物言いであるように感じる。
○エコポイントを活用した省エネ家電買い替え
http://blog.goo.ne.jp/ecomoney/e/b48840b2a19160b7e7c96e87440ec920
加藤氏は元々通産官僚。つまり現在の経済産業省が出身母体である。今回の政策は環境省、経済産業省、総務省の共同政策となっているが力関係からいっても音頭取りは経済産業省だろう。つまり、加藤氏はこの政策の顧問であり指導的な立場であったと見るべきだろう。
この加藤敏春氏のエコマネー構想だが、詳しく知りたい方は下記サイトとブログを読んでいただきたい。
○減CO2(ゲンコツ)プロジェクト
http://www.ecomoney.jp/
○エコポイント3.0
http://blog.goo.ne.jp/ecomoney
もっと詳しく知りたい方は

加藤敏春著『安心革命―日本発で「マネー経済」をブレークせよ! 』
ビジネス社 (2003/10) ¥1,785
ISBN-10: 4828410775
7年前の出版だけれども、創造的・野心的な内容で充分刺激される(まだ読書中だけど…)。今回の金融危機がじゅうぶん予見されているし、それだけにかえって説得力が増している。未来の経済社会を知るための手がかりとなる一冊。
あえて誤りを恐れずにいうなら、エコマネーと従来の地域通貨・補完通貨の違いはその目的にある。地域通貨・補完通貨は様々なタイプがあるものの『市場主義経済の発展』という呪縛からは抜け出せてはいなかった。一方のエコマネーの主眼は地域社会・地域コミュニティーの再生にある。従来の貨幣経済でははかることのできなかった人々の営み、特にボランティア活動についてエコマネーはその価値の測定と価値の交換を可能とする。
と、加藤氏は提唱している。エコロジー、エコノミーに加え、エコミュニティーの3つのエコが、エコマネーのエコだという。エコミュニティー(ecommunity)というのちょっと苦しいんだけど…。
ともあれ、日本の未来を憂え具体的な解決策を本気で考え、なおかつ実行に移そうとしているリーダーがいるということだけでなんだか嬉しくなる。
ぼくは反官僚的な発言が多かったけれどもそれは、霞ヶ関の官僚が本来の義務を忘れ、省益を優先し自らの保身に専念し、最悪の場合私服を肥やすことに汲々としている姿があまりにも醜かったからだ。
しかし、本来官僚になる人たちは超優秀なのだ。彼らが本気でこの国の未来を考えてくれるならば大きな希望になる。加藤氏がそういうひとりであることを願ってやまない。
「エコポイント」という商標を加藤氏が個人名義で取得していることで非難されているが、これは防衛的な意味合いであり決して私服を肥やそうとしているはずはない。どこかの企業に勝手に使われたらかなわないが、事前に国が取得するわけにもいかない。やむをえず個人名義で押さえたというところだと思う。
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Posted by たまゆらゆら at 01:07│Comments(0)
│政治・経済