2009年07月02日
総選挙後も麻生政権はまだまだ続く?
本日、麻生政権の内閣改造人事が発表されたが、案の定この人事では政権浮揚には全く繋がりそうにない。目玉の東国原知事の入閣もできず、単に兼任閣僚の負担軽減のための補填に留まった。
○FNN
しかし、皮肉にもこのため麻生政権は任期満了の9月まで継続することが濃厚となり、我らが金子一義大臣も残り2ヶ月、国土交通大臣として任期を全うしていただける。嬉しいといえば嬉しいが何だか微妙。

○毎日世論調査:麻生内閣支持率下落19%…再び危険水域に
支持率2割を切り、死に体内閣・ゾンビ内閣と揶揄されるが意外にもネットでの人気は悪くない。
○麻生内閣の支持率がすごいことになっている
おそらくネットでの調査は回答者の多くが支持者だったからだろう。つまり政治に無関心な層は自ら進んでアンケートなんかに応じない。この支持率のギャップは政治に無関心な層、いわゆる無党派層がいかに厚いかを物語っている。
最近の選挙は無党派層がどっちに流れるかで決まる。今のところ民主党が有利にみえるが鳩山代表も献金疑惑でなんだか雲行きが怪しい。選挙までの2ヶ月、まだまだあちらこちらに地雷が埋まっている筈。
意外にも第二次麻生内閣の可能性は充分あり得る。
散々批判に晒されている麻生さんなのでここでは功について考えてみよう。
まず、なにより政権を投げ出さなかったこと。なにしろ安倍・福田と2代続いて政権を放棄し、「お坊ちゃまはやっぱ駄目」といわれ始めたが、バリバリのお坊ちゃまの麻生さんは持ちこたえた(本人は「生まれはいいが育ちは悪い」といっているらしい)。政治家にとってストレス耐性は必要不可欠な素養だ。さすがオリンピックに出ただけのことはある。
○麻生首相:「首相はドス黒いまでの孤独に耐えられないと」
麻生さんに知性やカリスマは期待できないが、腹は太い。政治的主張も日本の未来ビジョンについてもほとんど伝わらないが、この人は人を信頼できる。
よって官僚が踊る。麻生さんではなくオバマ大統領に触発されて新しい政策が次々に出てきた。エコポイントやエコカー減税、太陽光発電の補助金などグリーンニューディールディール政策は一気に開花した。高速道路千円も批判は多いがそれなりに効果が上がっている。伸び悩んでいたETC装着率が大幅に改善した。
麻生政権が長期化すれば官僚主導の政治はいっそう強くなることだろう。ただ、優れた政策ならば誰が主導権を握ろうが構わない。国がよくなるならそれでいい。
背理法で考えても麻生さんは有利だ。自民党内で麻生さんを除いて誰が首相の器か? 個人的には中川秀直さんか、少し不気味だが石破茂さんあたりが相応しいと思うが、この大不況の中で火中の栗を拾う役を担わせるわけにはいかない。出番はもう少し先がいい。
民主党が仮に政権を取ったとしても、混乱を招くだけだろう。このような最悪な経済情勢で政治力を発揮できるような力は備わっていない。即座に国民からそっぽを向かれてしまう。
という訳で麻生さんがもう2-3年総理の座にあったほうが無難な選択だろう。この不況はもうしばらく耐えしのぐしかなさそうだ。
○FNN
しかし、皮肉にもこのため麻生政権は任期満了の9月まで継続することが濃厚となり、我らが金子一義大臣も残り2ヶ月、国土交通大臣として任期を全うしていただける。嬉しいといえば嬉しいが何だか微妙。

○毎日世論調査:麻生内閣支持率下落19%…再び危険水域に
支持率2割を切り、死に体内閣・ゾンビ内閣と揶揄されるが意外にもネットでの人気は悪くない。
○麻生内閣の支持率がすごいことになっている
おそらくネットでの調査は回答者の多くが支持者だったからだろう。つまり政治に無関心な層は自ら進んでアンケートなんかに応じない。この支持率のギャップは政治に無関心な層、いわゆる無党派層がいかに厚いかを物語っている。
最近の選挙は無党派層がどっちに流れるかで決まる。今のところ民主党が有利にみえるが鳩山代表も献金疑惑でなんだか雲行きが怪しい。選挙までの2ヶ月、まだまだあちらこちらに地雷が埋まっている筈。
意外にも第二次麻生内閣の可能性は充分あり得る。
散々批判に晒されている麻生さんなのでここでは功について考えてみよう。
まず、なにより政権を投げ出さなかったこと。なにしろ安倍・福田と2代続いて政権を放棄し、「お坊ちゃまはやっぱ駄目」といわれ始めたが、バリバリのお坊ちゃまの麻生さんは持ちこたえた(本人は「生まれはいいが育ちは悪い」といっているらしい)。政治家にとってストレス耐性は必要不可欠な素養だ。さすがオリンピックに出ただけのことはある。
○麻生首相:「首相はドス黒いまでの孤独に耐えられないと」
麻生さんに知性やカリスマは期待できないが、腹は太い。政治的主張も日本の未来ビジョンについてもほとんど伝わらないが、この人は人を信頼できる。
よって官僚が踊る。麻生さんではなくオバマ大統領に触発されて新しい政策が次々に出てきた。エコポイントやエコカー減税、太陽光発電の補助金などグリーンニューディールディール政策は一気に開花した。高速道路千円も批判は多いがそれなりに効果が上がっている。伸び悩んでいたETC装着率が大幅に改善した。
麻生政権が長期化すれば官僚主導の政治はいっそう強くなることだろう。ただ、優れた政策ならば誰が主導権を握ろうが構わない。国がよくなるならそれでいい。
背理法で考えても麻生さんは有利だ。自民党内で麻生さんを除いて誰が首相の器か? 個人的には中川秀直さんか、少し不気味だが石破茂さんあたりが相応しいと思うが、この大不況の中で火中の栗を拾う役を担わせるわけにはいかない。出番はもう少し先がいい。
民主党が仮に政権を取ったとしても、混乱を招くだけだろう。このような最悪な経済情勢で政治力を発揮できるような力は備わっていない。即座に国民からそっぽを向かれてしまう。
という訳で麻生さんがもう2-3年総理の座にあったほうが無難な選択だろう。この不況はもうしばらく耐えしのぐしかなさそうだ。
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Posted by たまゆらゆら at 02:29│Comments(0)
│政治・経済